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「犬の車いすを作り始めたきっかけ」と「わんステップが目指す先」について

こんにちは!
 
今回は「なぜ、車いす事業を始めたのか?」「わんステップが目指すものは何か?」ということについて、田崎(社長)から聞いた話を『語っていきたい!』と思います^^
 
 

わんステップを立ち上げたきっかけ

 
わん・ステップは、スタッフ紹介のブログでも少し説明していますが、現在の取締役の二名(田崎と高木)で立ち上げた会社です。
 
元々、二人は以前勤めていた会社の親しい同僚だったのですが、その時、既に、高木は個人で細々と車いすを作っていました。
 

そこで、当時、田崎が「なぜ、車いすを作ろうと思ったのか?」ということを何気なく、高木に聞いたらしいのですが。
 

たまたま、近所に足の悪いわんちゃんがいて、「あなたは器用でモノづくりが好きだから車いすを作ってあげたら」と奥様に言われたのがきっかけだったと…。
 

ただ、車いすづくりは意外と難しく、インターネットで調べたり、長年個人で作っておられる方に聞きに行ったりして、ようやく第1号機が出来上がったのは、それから1年がたっていたそうです。
 

田崎も動物好きで「動物の為に何か出来ることはないだろうか」と考えていたこともあり、その話を聞いて、2018年(戌年)1月11日(わん・WAN・ワン)の日にわんステップを立ち上げることを決意したと聞いています。
 

 
 

なぜ、犬の車いすを事業化したのか

 

わんステップを2018年1月11日に設立したことについては、前段で紹介しましたが、では、なぜ「事業化」する必要があったのでしょうか?
 

以前、高木がやっていたように「個人事業」でも良かったのではないでしょうか?
 

犬の車いす事業は「儲かるか儲からないか…」というごく単純な考えだけでいけば、正直「儲かる…」とは言い難いのが現実です。
 

現在、全国に900万頭前後の犬が飼育されていると言われています。
 

900万頭というとかなり多くの需要がありそうですが、そのうち、老犬(11歳以上と仮定)は、2割程度です。
 

車いすを必要とする多くの理由は、事故や生まれつきの病気というわんちゃんもいますが、多くは年齢によるものがほとんどです。
 

さらにその中で、本当に車いすが必要なわんちゃんの数、車いすの存在を知っていて購入の意思がある飼い主様の数、消耗品ではない、などを考えて頂ければ…と思います。
 

また、前段で話をしたように、安心・安全な車いすを作るには、それ相応の技術と工夫が必要です。
 

事業となると、個人とは違い、税金などその他諸経費がたくさんからんできます…
 

実際「犬の車いす」を作っている方(団体)は、たくさんいますが、海外などの大量生産を行っている企業を除けば、本格的に車いすメインで事業化している企業は、かなり限られます。
 

では、なぜ、田崎と高木は事業化したのか…
 

それは「犬にとって、車いすは必要なものだから」、そして「その先にある想いがあるから」なんですね。
 
 

犬にとっての車いすとは

 

人にとっても、交通事故や脊椎疾患・脳障害などの神経疾患による麻痺、高齢により筋肉が弱ってしまった場合など、自分の力で思うように立てなかったり歩けなくなってしまった時に車いすを検討しますよね。
 

犬の車いすも必要な状況は同じです。
 

ただ、人の車いすとの違いは、人の車いすは移動手段であるのに対し、犬の車いすは歩行手段、歩行補助手段、そして、リハビリ介助器具としての要素があるのです。
 

一概に回復するとは言えませんが、動物の自然治癒力には目をみはるものがあり、歩行スタイルになることによって、機能が回復した事例も多くあります。
 

また、歩行スタイルになる事により、排便排尿が催され、内臓機能の低下を抑えられます
 

老犬に関しても、寝たきりになると背骨が曲がったり、床ずれを起こす可能性がありますが、歩けなくても歩行スタイルを維持することで、老化の加速化を抑え、長生きが出来るようになると言われています。
※私は獣医ではないので、明言はできませんが、そのように聞いています。
 

そして、犬にとってだけではなく、人にもやさしいのです。
 

今では一般的になってきた介護用ハーネスですが、人が抱えて散歩をするには、人への負荷があまりにも大きすぎます。
 

このように、わんちゃんにとっても飼い主さんにとっても車いすはとても必要な存在なのですが、まだまだ、世間に知られていません。
 

それを、事業化することにより、さらに多くの人に知ってもらい、品質の良いモノをいち早く、お届けすることができると考えたわけなんですね。
 
 

その先の想いとは

 

今現在では、「わん・ステップ = 犬の車いす製造販売会社」ですが、車いすは、第1弾の事業でしかありません。
 

わん・ステップのビジョンは、「少しでも人とペットが優しく穏やかに過ごせるように!」であり、その先には、殺処分「0」を目指して、民間による動物愛護施設の設立運営を目標に掲げています。
 

そこにたどり着くのに、どれくらいの期間がかかるか分かりませんが、そのためには、「事業化し本格的に向き合っていかなくては、たどり着けない」と発起人の二人(取締役)は考えたとのことです。
 

今後も、この目標にたどり着くため、「車いす事業」に限らずビジョンに沿った様々な取り組みを行っていきますので、少しでも多くの方に共感・関心を持って頂ければと思っています。